受入れの準備は、採用や申請だけでは終わりません。本人が「誰に、何を聞けばよいか」を理解できる状態を、配属前につくっておきましょう。
任せる仕事を具体的に説明できるようにする
業務名だけでなく、どこで、誰と、どの道具を使い、何をするのかを整理します。実際の作業内容と、関係する制度の分野・業務区分の整合は、関係機関と確認してください。
仕事を紹介する写真や手順書は、現場で使っているものから必要な部分を選びます。最初からすべてを覚えさせようとせず、初日、最初の一週間、その後の順番で分けます。
指導と相談の担当を決める
指示する人が日ごとに変わり、教え方も異なると、本人はどの方法に従えばよいか迷います。中心となる指導担当者を決め、不在時の引継ぎ先も用意しましょう。
- 作業の質問を受ける人と、質問できる時間
- 生活・体調・人間関係の相談窓口
- 緊急時の連絡先と、夜間・休日の対応方法
- 講習先や関係機関との連絡を取りまとめる人
安全教育は理解できたかまで確認する
安全衛生教育は、本人が確実に理解できる方法で行うことが重要です。母国語や視聴覚教材なども活用し、説明したことを記録するだけでなく、理解を確認する方法を用意します。
研修センターでの基礎的な学習と、配属先固有の設備・作業の安全教育は役割が異なります。現場で必要な教育が抜けないよう、受入れ企業が実施内容を整理しましょう。
生活の案内を初日の動きに合わせる
住居の住所、通勤経路、食事、買い物、ゴミ出し、連絡方法などを、本人が到着してから行う順番で案内します。印刷物だけでなく、一緒に場所を確認する機会も設けましょう。
受入れ後は短い面談を継続し、予定どおりにできていることと困っていることを確認します。質問が出ない場合も、すべて理解できているとは限りません。
参考資料の確認日:2026-09-07。制度の詳細は更新されるため、個別の条件は各公的機関の最新資料でご確認ください。