入国後講習では、時間数の確認と、働き始める前に必要なやり取りの練習を両方行うことが大切です。日本語の100時間講習と、入国後講習全体の時間を混同しないようにしましょう。
必要な講習は本人の状況から確認する
A1相当の試験合格を証明できるか、入国前講習をどのように受けたかなどで、必要な講習内容・時間の確認が変わります。A1相当を目標とする日本語100時間講習だけで、入国後講習のすべてが完了するわけではありません。
実施機関・課程・講師等の要件や経過措置も確認事項です。受講を申し込む前に、証明資料と実施計画を照らし合わせましょう。
まずは生活と安全につながる言葉から
教室では理解できても、知らない場所で急に声をかけられると答えられないことがあります。実物・写真・動作を使い、講習の中で実際に伝える経験を増やすと、配属先で練習を続けやすくなります。
- 住所・氏名・緊急時の連絡先を確認する
- 買い物や交通機関の利用で質問する
- 体調の変化や困っていることを伝える
- 作業の停止や確認を求める表現を練習する
「はい」の返事だけで理解を判断しない
指示を聞いた後に、何をするかを自分の言葉で言ってもらう、道具を指してもらうなど、別の方法で理解を確かめます。聞き返すことを歓迎する姿勢も伝えておきましょう。
たとえば「分からなかったら聞いて」だけでなく、「もう一度お願いします」「ここで合っていますか」と実際に使う言葉まで練習すると、行動につながります。
講習結果を配属先へ引き継ぐ
修了時には受講内容だけでなく、理解できた指示、練習が必要な言葉、有効だった教え方を整理します。配属先が最初の一週間で何を確認すればよいか分かる記録を目指しましょう。
講習先を選ぶ際には、どのような報告が受け取れるか、追加学習が必要なときに相談できるかも確認してください。
参考資料の確認日:2026-09-07。制度の詳細は更新されるため、個別の条件は各公的機関の最新資料でご確認ください。